2023年3月3日金曜日

ウクライナのプラモデルメーカーのサポートを受けた話

トラック積載ハウスを発見、購入

タミヤの戦車プラモと並べられる、手頃な家はないものかと
ヨドバシのサイトで眺めていたら発見したトラック積載ハウス。
 
(画像は公式サイトより)

これは良い。
レンガ積みの「家」ではなく、テントほど簡易的なものでもない、仮設拠点。
即座に購入したものの、しばらく積んで年末休みに開封。


組み立て開始

説明書は英語とウクライナ語が併記されていた。
 
英語はなんとなく分からんでもないが、Googleレンズで翻訳しつつ
まずは説明書の表紙に載っているパーツ一覧と、箱の内容物を確認する。
 
うむ、問題ない、全部入ってる。
 
ちらっと組立工程を見ても、
板を箱型に組み立てて外装品を取り付けるだけなので
「数字と図だけでなんとかなる」と判断し、 部品を切り離して塗装を開始。

乾燥を待って、ポチポチと細かい部品を取り付けようとした時に判明する。
 
パーツ一覧に存在しないパーツが唐突に登場!

一覧にはパーツH、H1、F1だけ載っているのに、唐突にC1が出てきたのであった。
 

問い合わせてみる、その前に……

説明書を読み返してみても謎のC1パーツについての言及はない。
Googleで検索してみたところ、Youtubeのプラモレビュー動画へのコメントで
 
「私はパーツ不足に遭遇した」
 
というのはあったが、それ以上どうしたのかは書いていなかった。
もしかするとメーカーのサイト上で何か告知されてはいないだろうか?
淡い期待を抱いてサイトへ行ってみると、そこには説明書のダウンロードボタンが。

すぐさまダウンロード(PDFファイル)してみると、
なんとC1パーツが一覧に載っているではありませんか!

もしかして、
間違った説明書(と内容)のまま出荷され、回収されないままだったのかな?
 
そんな想像をしつつ、問い合わせページを開いたのであった。
 

問い合わせてみた

メーカーサイトの問い合わせフォームから連絡してみた。
  • こちらの連絡先
  • 製品番号
  • 購入場所(ヨドバシ)
  • 手元の説明書と、サイト上の説明書が異なっている
  • パーツC1が入っていなかった
  • 気付かないまま塗装して組み立ててしまった
  • 手元の説明書の写真を添付
 
 一度Yahooメールで問い合わせたものの反応が無かった。
メーカーからのメールがYahooメール側で弾かれた? のと思いつつ、
たまにYahooメールでメールが来ないことがあるのでGmailで再問い合わせ。


年末年始を挟んだせいか、2週間ほどしてサポート担当さんからメールが来た。

・サポート担当
ご依頼ありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。
キット 35010 を購入したショップ/販売者の正確な名前を教えていただけますか?


販売店は「ヨドバシカメラ」通販サイトです。
https://www.yodobashi.com/
日本の家電量販店。
パーツの欠品に気がついたのは塗装と組み立ての途中で、
ですので、交換は無理だと思います。
パーツだけでもなんとか手に入れられたらいいのですが、ダメなら手持ちの物で飾ります!

色塗って途中まで組み立ててある写真も添付して返信してみた。
手持ちの余り部品でそれっぽくしちゃえばそれでもいいかなぐらいの感覚である。 
家電量販店に該当する英語はどうなるのかと思いつつGoogle翻訳に頼る。

・サポート担当
お返事をありがとうございます。
正規販売代理店様とそのお客様向けの無料アフターサービス制度をご用意しておりますのでお知らせいたします。
今回は喜んでお手伝いし、不足しているスプルーを送ります。
日本での正規代理店はハセガワです。
(略)
発送後、ご連絡差し上げます。


ハセガワが代理店だということと、
不足しているパーツを送ってくれるということであった。
 
・サポート担当
交換品の小包が発送されましたのでお知らせいたします。
追跡番号は ******** です。こちらで追跡できます: https://www.ukrposhta.ua/en
受け取ったら教えてください。
 
てっきり、ハセガワから送られてくるものと思ったのだが、
荷物追跡サイトを見るとウクライナから発送されていたのであった。

・配送記録
2023/02/07 ウクライナで受付
2023/02/19 日本に到達、通関
2023/02/22 配送完了



 
 郵便局の人はちょっと困惑した顔をしていた。
 

終わりに

サポート担当さんは親切に対応してくれて、とても良かった!